春の旅立ち

前回更新から大分時間が経ってしまいました。

ご報告となりますが、2月10日にゆべしは寿命を全うしました。

3月30日が49日となりますが、無事天国へ旅立ちました。

最後は安らかに眠ったような顔をしていました。

 

最初の記事で掲げた思いを元に書けたかはわかりませんが、下記2本立てで記したいと思います。

・前半戦は命日から49日までの出来事

・後半戦はこの病気と戦った上で感じたこと

 

ゆべしは5歳でしたが、私が彼と過ごせたのはたったの2年ぐらいでした。

ゆべしは本当に面白くて、不思議な子で、今まで一緒に過ごしてきた猫とは一味違う子でした。笑

 

2月10日は雪が降りしきる日でしたが、なんでこんな雪で寒い日にいっちゃうのかなあ。って思いつつ。

逆らえない運命の中で必死に生きてる彼がいる中で、自分は何かしてあげられたのか?と悩み続ける日々でした。

 

色んな方々から励ましの言葉や、ゆべしへの言葉、本当に感謝しかありません。

この場を借りてお礼申し上げます。

 

静かなところで見送って上げたいなと思い、蔵王町にある施設で火葬させて頂きました。

【あかりテラス】宮城県蔵王町のペット火葬・葬儀・霊園・仙台市近郊

 

スタッフの皆様にも手厚く対応頂き、待合室(テラス)にいるクロちゃんとトラちゃんも、何かを察しているのかずっと付いていてくれました。

最後の最後まで、静かに見届けることができました。(私は永遠に泣いていましたがw)

 

帰ってからはプチ仏壇を部屋に急ぎ作って、ゆべしの写真や大好きだったちゅ~るを飾りました。

人間の仏壇は準備することがほとんどですが、ペットも一緒ですからね。仏壇あると、謎の安心感が生まれましたw

 

1ヶ月の間、色々考えていましたが、猫も人間も同じで、逆らえない病気やイベントは必ずあるわけで。

最後の最後まで病気を憎んでいましたが、一緒に過ごせた楽しい思い出に侵食させるほど憎んではいけない。

楽しかった、幸せだったという思いだけで良いんだと思っています。闘病した数ヶ月の間も憎しみではなく、彼と過ごした思い出の一つにしないといけない。

 

振り返るといっぱい書くこと出てきますけど、本当に本当に、ゆべしには感謝の思いしかありません。

天国でちゅ~るバイキングがあれば、2ヶ月食べれなかった分、いっぱい食べて欲しいな!

 

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最後にこの病気と戦ってみての振り返りです。

抗がん剤が効かない病気であり、放射線治療を実施しない選択肢を取る中で過ごした数ヶ月でした。

治すための戦いではなく、少しでも安らかに、苦しまずに…と掲げた戦いでした。

ガンは時間の経過と共に、病状は悪化していきます。

 

もしゆべしのような過ごし方を選択する場合は、お水・ご飯は食べれるときは沢山食べさせて上げたほうがよいと思います。

1週間単位で体重が減っていく状態となります。そして、ご飯やお水が食べれなくなります。

※最終的に2kg以上、体重は減りました。

食べれなくなるのは、鼻が機能しなくなるのと、食べることに痛みを伴うためかと思います。

 

この状態から安らかに最後に向かわせてあげるために、取るべき選択肢が非常に難しいところでした。

 

・流動食が食べれそうであれば、少しでも食べさせる。

・水は少しだけ無理をさせても飲ませてあげたほうがいい。

・上記2つも難しいときは、病院で点滴を打って貰う。(1,2週間に一度など)

 ※外出はストレスがかかるので、点滴をいっぱい打つのは悪手かと思いました。

 

ゆべしの最後の1ヶ月は上記の組み合わせを、うまく実施できたのかと思いました。

最後の姿も苦しんではいなかったので、衰弱して亡くなったのではないかと思いました。

 

ここに記した内容は答えではなく、選択肢の一つです。同じ病気でも、かかる猫ちゃんの身体は異なるので、対応は都度異なってくると思います。

病院の先生としっかり相談をしながら、対応策を考えるのが本当に大事です。

 

この場をお借りしてですが、お世話になった仙台動物医療センターの先生、スタッフの皆様に感謝申し上げます。本当に良い病院ででした。

仙台動物医療センター | ウイル動物病院グループ|宮城県内(仙台市若林区・宮城野区鶴ケ谷・塩釜・角田・亘理)の動物病院

 

長く色々と書いてしまいましたが、最後は可愛い写真を載せて、終わりたいと思います。このブログの更新はこれで最後です。

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

ゆべし、元気でね!

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ゆべし

 

次の一手

年を越して、2022年となりました。あけましておめでとうございます。

12月のゆべしは元気な日もありましたが、元気じゃない日も増えてきました。

 

12月末ぐらいから食欲が少しずつ落ちている状況で、

左側のリンパ(首)にもしこりらしきものが出来ているので、恐らく転移しているのではないかとお医者さんと予想をしていました。


鼻に出来た腫瘍になるので、リンパや肺等に転移しやすくなるのと、腫瘍が骨を溶かしてしまうので、食べるときに痛みが出たり、鼻で食事の匂いが感じ難い状態になると、猫は食欲が減衰してしまうようでした。(人間も同じだなと思って聞いていました。)

 

※本マグロを嬉しそうに食べたのだけ、少し謎ですがw

 

ちゅ~るとか、カラカラとか、ウェットフードを工夫して食べさせてはみたものの、前より食べない状況となったことから、流動食にシフトしました。
病院から頂いた流動食はこちら。

 

ロイヤルカナン 食事療法食 犬猫用 クリティカル リキッド 200mL×3本 | ペットゴー

普通に売っててびっくり。笑

シリンダーで口から上げるような流れとなります。これがけっこう大変…お医者さんは簡単にやってたけどコツがいりますね。

 

これから様子は見ますが、食欲が減った時点で早めにシフトしたほうが良さそうに思えます。ステロイド等の薬の効き具合も、食べてると、食べてないでは大きく違うとお話をいただきました。

 

お医者さんとはしっかり本音で話すことが出来て、ゆべしが苦しまない範囲で自然に生かして上げる方向で進めることにしました。今も本人は辛いのだろうけど…。

我々が悲観してもどうしようもないので、少しでも前向きに進めれば良いと思っています。

 

年始にカメラで友人が撮ってくれたゆべし。

かわいい。撮ってくれて、ありがとう!

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ゆべし2022

我が家の猫の歩く道

我が家は、一匹の猫と一緒に住んでいます。
名前は「ゆべし」、5歳の黒猫、オスです。

 

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私の人生で、4匹目に出会った猫。
こんなに呑気で、自由奔放な猫と暮らすのは初めてで、家に遊びにきてくれた人、間接的に存在を知ってくれてる人、みんなが可愛がってくれて、人気者です。いつもありがとうございます。

10月頭に左目の涙が止まらなくなってしまい、目元の腫れもあったため、目や鼻の病気を疑い、近くの病院に診断をお願いしました。
その際は原因は分からない状態だったため、目薬や抗生剤で様子を見てみました。
あまり症状が良くならないため、知り合いから勧められた大きめの病院に診断をお願いし、CTスキャンや血液検査を行いました。

 

結果としては、鼻の骨を中心に「骨肉腫」があることがわかり、骨のガンがあることが分かりました。


発生した場所的にも難しい病気であることや、放射線治療抗がん剤も期待が薄い状況から、現在は対処療法(ステロイド及びガンの進行を抑えるためのサプリメント)を行う方向としました。
放射線治療も青森の大きな病院まで行かないといけないので、さすがに厳しいところもありました。(自分のこともそうですし、ゆべしのことも考えると)

 

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ちょっと分かりづらいけど、左の目に近いところが腫れている

文章では冷静に書いていますが、正直頭が真っ白で。

理解が出来ても、納得は出来ない。何にも悪いことしてないゆべしが、なんでこんな病気にかかるのか納得いかないです。

でも、きっと、運命なので仕方ないし、前向きに次の一手を考えないといけないんですよね。他にも同じように悩み、苦しんでる人もいるはず。

 

病気がどのように進行していくかは、誰にも正確なところはわかりません。
この文章を書きたかったのは、

・少しでもこの子を知ってる人に事実を伝えたかったこと。

・この世界のどこかにいるかもしれない、同じことで悩んでる人にも共有したかった。

 

少しでも一緒にいたいので、うまく病気と付き合いながら、長生きして欲しい。今祈れるのはそれだけです。何か良い薬とかあれば良いのだが...難しいところです。

これからも、何か共有出来ることがあれば、このブログに書きたいと思います。